今年のクリスマスプレゼントは,深紅のイブニングドレスのように,着飾ったプレイヤー・スキンを。ちょっと冴えないやり方だが,僕にできる最大限のスクリプトを織り込んで,聖夜の夜は,君と。
GFI社は,マイクロソフト社の「ウインドウズ・メディア・プレイヤー」内のセキュリティー欠陥を発見した。悪意を持った他人が,離れたところにある複数のマシン上で勝手なコードを走らせることができる。メディア・プレイヤーのスキン・ファイルにスクリプトを埋め込み,セキュリティー欠陥を襲う。
MSのセキュリティー告示はここ。記事にある欠陥部分は,2つ目のもので,メディア・プレイヤーのスキンファイル(.wmz)かダウンロードファイル(.wmd)にスクリプトを仕込み,あとはメディアプレイヤーが勝手にアクティブXのコードを実行してくれる。んでもってそのコードが,結構なんでもできるものまで実行してくれる。はっきり云ってなんでもあり。なんでスキンの中にスクリプトを書けるのですか〜という疑問は,持ってはいけない。仕様だから(^_^)。
exeファイルは添付されてきても絶対実行しないようになんて云っていても,メール本文をみただけで実行されるこのWMZ死刑宣告のようなのもある。アプリケーションの実行やファイルの改ざんなども可能になるため,ウイルス作家さんたちにはなんでもしやがれ状態なので,楽しみも多いだろう。クリスマス前には,ただでさえウイルスは活性化する。みんな浮かれるわけぢゃないだろうが,この季節は被害がひろがりやすい。そんなときには,あんまり冴えてないやり口の方が効果的だったりする。外観を装うためのスキンが選ばれた瞬間に作動するなんて,なんとも冴えないやり方だが,そのあとの効果は絶大。クリスマスには,特製スキン(チキンぢゃないよ)で,迎えてもらおうか。
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